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変形地・狭小地の底地への対処法

目次

東京では土地価格の高騰に伴い、土地を細分化しないと流通しにくくなる中で、変形地の底地や狭小地の底地として残されるケースが増加しています。ここでは、これらの底地が売却しにくい理由と、効果的な売却方法について詳しく解説します。

変形地・狭小地の底地とは?

変形地とは

変形地とは、その名の通り変則的な形をしている土地のこと。三角形、五角形、台形など、長方形以外の形状の土地、L字型や旗竿地(極端に細い間口の先にある土地)、さらに傾斜や高低差のある土地も変形地に含まれます。

狭小地とは

狭小地に明確な定義はありませんが、一般的には20坪(66m²)以下の土地を指します。地価高騰の都心でよく見られ、開発や都市計画の変化により取り残された土地、または相続による土地分筆の結果として生まれるケースが多くなっています。

変形地・狭小地の底地が売れにくい理由

変形地は用途を制限されやすい

変形地は土地の形状が複雑なため、建築物のプランに制約が生じやすく、住宅やアパートなどの建築が難しくなります。希望する間取りやプランが実現しにくく、また、建物を建てたとしても日当たりや風通しが悪いなどの理由から、買い手に敬遠されがちです。

狭小地への住宅建築はコストがかかりやすい

狭小地はその面積の小ささに加え、いびつな形状であることが多いため、規格住宅の建築プランに適合しづらいという問題があります。また、足場づくりや資材搬入など、建築時の作業効率が低下し、建築およびメンテナンスのコストが高くなりやすいのも大きなネックとなります。

底地権の特有のデメリット

変形地・狭小地の底地は、ただでさえ形状上の問題や利用制限がある上、さらに底地権という特殊な権利関係が絡むため、売買が一層難しくなります。底地権は、土地の所有権とは異なり、土地の利用権に制約があるため、買い手側にとっては将来的な再開発や住宅建設の自由度が低く、投資としての魅力が減少してしまいます。

また、既存の借地契約や利用条件が厳しい場合、取引の交渉が難航するケースも多いため、個人で売却プロセスを進めるのは大変困難です。

変形地・狭小地の売却価格に影響するポイント

商業施設や幹線道路の有無も価格差に

変形地や狭小地は「売りにくい」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。駅やスーパーが近く、生活に便利なエリアであれば、整形地に近い価格で取引されるケースもあります。

反対に、崖地や急な坂道沿い、墓地に隣接するなどマイナス要素が多い土地は敬遠されやすく、売却価格が下がる傾向にあります。土地の需要と価格は密接に結びついているため、周辺環境の影響を大きく受ける点は押さえておきたいところです。

最低敷地面積を下回ると建築不可に

都市計画区域内では、各自治体が「最低敷地面積」を定めています。例えば基準が50㎡の地域で、対象地が45㎡しかない場合は、原則として新築住宅を建てられません。

建築不可となる土地は利用方法が限られるため、買い手が少なく価格も下がりやすいのが実情です。売却を考える際には、まず地域ごとの建築制限を確認することが重要といえるでしょう。

再建築の可否を左右する「接道条件」

土地の価値を左右する要素として、建築基準法の「接道義務」があります。新たに建物を建てるには、幅4m以上の道路に2m以上接していることが必要ですが、旗竿地や袋地などは条件を満たせない場合があり、その結果「再建築不可」とみなされることもあります。

再建築できない土地は資産価値が大きく下がるため、売却前に接道条件を必ずチェックすることが欠かせません。

変形地・狭小地を売却する方法

土地の特性と底地権を踏まえた価格設定

変形地や狭小地の場合、一般的な土地と同じ基準で価格設定をすると、買い手が見つかりにくい傾向があります。さらに、これらの土地の底地権となると土地の利用に制約を与えるため、買い手にとっての魅力が低下します。

そのため、周辺の土地価格や変形地・狭小地特有の相場、さらに底地権に起因する利用制限も加味した上で、適正な価格を設定することが重要です。

個人で正確な価格を見出すのが難しい場合は、不動産業者に査定を依頼し、専門家の意見を参考にしましょう。

戦略的な売り出し価格の設定

変形地や狭小地は、住宅建築時に建築コストがかかりやすいという問題があり、さらに底地権があると、将来的な再開発や建築の自由度が制限されるため、買い手は購入価格を低く抑えたいと考えがちです。こうした点を踏まえ、売り出し価格を戦略的に低く設定することで、購入意欲を引き出すことが期待できます。ただし、あまりにも値下げしすぎると損失につながるため、最低限の下限を事前に設定することが大切です。

隣地所有者へのアプローチと専門家の活用

単体での活用が難しい変形地・狭小地は、隣接地の所有者に売却提案を行う手法も有効です。隣地と組み合わせることで、敷地全体としての価値が向上し、整形地としての魅力が出る可能性があります。しかし、底地権が絡む取引は交渉が複雑になりやすいため、価格交渉や契約内容の調整は、やはり専門の不動産業者に依頼するのが安心です。専門家は、土地の現状を的確に評価し、最適な売却プランを提案してくれるため、スムーズな取引が期待できます。

底地の評価方法はこちら

変形地・狭小地が売れない場合

売却できない場合は「貸す」ことも検討材料に

変形地や狭小地がなかなか売れない場合は、思い切って「貸す」方向に切り替えることも有効な選択肢の1つ。資材置き場や月極駐車場、トランクルームとして利用できれば、売却せずとも毎月の収益が見込めるからです。特に駅や繁華街の近くであれば、小さな土地でも借り手がつく可能性は高いでしょう。

周辺土地の所有者に相談してみる方法も

意外と見落とされがちなのが隣接する土地の所有者。隣地の地主や借地人が「土地を広げたい」と考えていれば、変形地や狭小地でも交渉が成立する可能性があります。分筆や合筆によって土地の価値が高まることもあるため、不動産会社を通じて相談すればスムーズに話が進むこともあります。

「再建築不可」でも収益化の可能性はある

建築基準法の接道義務を満たさず「再建築不可」とされる土地でも、収益化できるケースがあります。たとえばプレハブ倉庫を設置して貸したり、自動販売機やバイク置き場として運用したりなど。少額でも収入があれば、安値で売却するより資産価値を維持できる可能性があります。

専門業者による買取で早期解決も視野に

活用が難しく、近隣への交渉もうまくいかない場合は、「訳あり物件の買取を専門とする業者」に売却する方法もあります。整形地に比べると査定額は下がりやすいものの、売れ残るリスクや固定資産税の負担を考えれば、早めに現金化するメリットは大きいといえるでしょう。仲介よりスピーディーな取引につながる点も魅力です。

まとめ:専門業者にお任せの売却が最適

不動産会社の力を借りて、最適な売却プランを見つけよう

変形地・狭小地の底地は、土地自体の特性に加え、底地権というデメリットが重なることで、売買が非常に困難なケースが多くなります。こうした土地を売却する際は、個人で進めるよりも、専門知識を有する不動産会社に依頼することが最も効果的です。不動産会社は、土地の現状調査、適正な査定、最適な売却プランの提案を通じて、複雑な手続きをスムーズに進めてくれます。各種専門業者と連携しながら、最適な売却方法を検討することで、少しでも高い条件での売却実現が期待できます。

底地や借地権を取り扱う会社は、それぞれ得意分野や特徴が異なります。そのため、どの会社を選ぶかは、ご自身の売却理由や状況に合った会社を選ぶことが重要です。

当メディアでは、『地主対借地人の見解相違トラブル解決』、『競売直前の危機的状況の回避』、『訳あり物件の対応力』において優れた実績を持つ、東京のプロフェッショナルな不動産会社を紹介しています。ぜひ参考にして、適した選択をしてください。

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※1 参照元:ランロウドオフィス公式HP(https://www.land-lord.jp/)

※2 参照元:2023年1月1日~2023年10月25日の相談件数5555件 Albalink公式HP(https://albalink.co.jp/realestate/properties-that-cannot-be-rebuilt-buyer/)

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