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借地人が底地を買い取る方法とは

目次

借地人が地主から借りている土地(底地)を買い取るには、どのような方法があるのでしょうか。買い取りの方法とその流れ、買い取るメリット、必要なコストについて詳しく解説していきます。

借地人が底地を買い取る方法・流れ

不動産業者や地主に相談する

借地人が底地を買い取りたいと考えた場合、まず不動産業者や地主にその旨を伝え、相談しなければなりません。地主から買い取りの打診があった場合は直接相談しても問題ありませんが、それ以外の場合はトラブルを回避するためにも、不動産業者を介して連絡を取り合うことをおすすめします。

底地の査定を行う

買い取りに向けて話を進めることになったら、底地の査定を行います。底地の価格は、一般的な不動産市場の価格とは異なり、市場が限定された不動産に適用される「限定価格」となるのが特徴。そのため、借地人が考えているよりも高値となる可能性があります。

売買契約の内容を確認する

価格についての合意を得られたら、売買契約の内容を確認します。買い取る底地の広さ、支払い方法、登記手続き費用はどちらが負担するのかなど、細かい部分までしっかりチェックしておきましょう。

売買契約を締結する

内容確認後、双方の合意の下で正式に売買契約を締結します。この契約締結は、底地の権利移転における重要なステップであり、契約書に基づいて取引が進められるため、後々のトラブル防止にもつながります。不明点や疑問点がある場合は、早めに専門家に相談して解決することをお勧めします。

代金決済および所有権の移転手続きを行う

売買契約の内容を確認し、問題がなければ所有権移転登記の申請を行います。この申請は底地を買い取る借地人が行うため、地主から必要書類を受け取り、手続きを行いましょう。登記手続きが完了すれば、底地とその上の建物も、買い手である借地人の所有物となります。

借地人が底地を買い取るコスト

底地を買い取ると、これまで建物部分に対してのみ固定資産税などを納めていた借地人が、新たに土地部分の税金も負担する必要が生じます。これにより、従来よりも全体の税負担が増加する点に留意が必要です。

具体的には、不動産取得税などの一時的な税金に加え、今後は土地の評価額に基づく固定資産税や都市計画税も、建物と合わせた全体の評価額に対して課税されるようになります。これまで建物のみで済んでいたコストが、土地分も加わるため、買い取り後のランニングコスト全体を十分にシミュレーションしておくことが重要です。

借地人が底地を買い取るメリット

地代の支払いがなくなる

地主から借りている底地を買い取れば、毎月支払っていた地代(賃料)の支払いがなくなります。契約更新に伴う更新料も発生しなくなるため、費用の負担軽減が期待できるでしょう。

土地を自由に活用できる

買い取った底地は借地人のものとなるため、自由に活用できるのがメリット。建物の建て替え・増改築はもちろん、更地にして駐車場にする、アパートやマンションを建てる、といった使い方も可能です。

売却がしやすくなる

底地を買い取れば、土地・建物の所有権はすべて借地人のものです。借地権付きの建物のみだと、なかなか買い手が見つからないこともありますが、両方まとめて売りに出せれば買い手も見つかりやすくなるでしょう。

まとめ

良い条件で買い取りするには専門業者のサポートが有効

借地人が底地を買い取る場合、直接地主と交渉するという方法もありますが、トラブルを避けるためには専門業者を挟んだほうがスムーズです。専門業者に依頼すれば、すべての交渉を代行してもらえるため、納得のいく条件での買い取りが実現するのではないでしょうか。

底地や借地権を取り扱う会社は、それぞれ得意分野や特徴が異なります。そのため、どの会社を選ぶかは、ご自身の売却理由や状況に合った会社を選ぶことが重要です。

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※1 参照元:ランロウドオフィス公式HP(https://www.land-lord.jp/)

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